狭心症
最近、歩くと胸が異常に痛くなることが増えました。以前は痛みがあってもすぐに回復していたのに、回復しなくなりました。心臓の血管が詰まっているのではないかと感じ、近所の心臓血管科を訪れました。病院を訪ねたのは、病気らしい病気をしたことがなく、喫煙もせず、お酒も飲めない私ですが、野菜が苦手で甘いものとジャンクフードをよく食べていたため、血管が詰まってしまったのだと思います。
近所の心臓血管科の先生から紹介状をいただき大きい病院に入院をし、造影剤を使って血管を調べたところ、ステント治療では対応できないほど血管が悪化していることがわかりました。点滴を左手に、造影剤を右手から、そして下半身にはカテーテルを挿入され、身動きが取れずにいました。痛みはありましたが、恥ずかしさは感じませんでした。入れ替わりで訪れた5、6人の看護師の中で、担当の優しい男性看護師が印象に残っています。下半身のカテーテルを扱う際には美しい女性の看護師がいたのですが、痛みはやはり辛いものでした。
では私が患っている狭心症とはどういうものでしょう。
狭心症は、心臓の筋肉がうまく動くために必要な血液が十分に届かないときに起こります。心臓は体の中で血液を送り出すポンプのような役割をしています。このポンプには、エネルギーを得るための「ガソリン」が必要です。そのガソリンは血液の中の酸素です。
心臓に血液を送る血管が、何らかの理由で狭くなってしまうと、心臓の筋肉に十分な酸素が届かなくなります。これが狭心症の原因です。血管が狭くなる主な理由は、「アテローム性動脈硬化」という現象で、血管の中に脂肪がたまり、その部分が硬くなってしまうことです。
狭心症のとき、特に体を動かしたり、ストレスがあるときに胸が痛くなることがあります。これは心臓がもっと多くの酸素を必要としているのに、狭くなった血管を通って十分には届かないためです。安静にしていると痛みはおさまることが多いです。
この症状が出たら、大人に伝えて、医者に診てもらうことが大切です。医者は特別な検査をして、心臓の健康をチェックしてくれます。